大学生逆転物語

病気・ぼっち・コミュ障・陰キャ大学生の成り上がり

#8 充実した大学生活へ

 

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

長い時間をかけて、ナンパをできるようになったワイは自信・コミュ力・度胸を手にする。

 

 

yndy1412.hatenablog.comsっ

 

 

大学生の長い春休み、ワイはナンパに明け暮れていた。

 

 

失敗ばかりだったが、確実に自分が成長しているのが実感できた。

 

 

特に自信・コミュ力・度胸に関しては著しい成長があった。

 

 

 

 

そして、春休みがもうすぐ終わろうとしていた。

 

 

ワイには、1つやらなければならないことがある。

 

 

それは、サークルに入ることである。

 

 

ワイは、サークルに入るため春休み前に作戦を立てていた。

 

 

 

春休み中にコミュ力を爆上げし、新歓期に1年生と一緒にどさくさに紛れて、入っちゃおう大作戦

 

 

 

これを実行する時が来たのだ。

 

 

知り合いのいないサークルに、2年生から途中から一人で入るというのは非常に厄介である。

 

 

以前のコミュ障のワイには、到底不可能であっただろう。

 

 

しかし、ワイには入れる自信があった。

 

 

なぜなら、ナンパを通して自信・コミュ力・度胸を身につけたからだ。

 

 

 

 

3月末、ワイは1年生に混じってサークルの新歓に乗り込んだ。

 

 

新歓されている人は自分以外全員1年生だった。

 

 

知り合いは、案の定誰もいない。

 

 

前のワイだったら、誰とも馴染めずこっそり帰っていただろう。

 

 

しかし、今のワイにはナンパで養ったコミュ力があった。

 

 

初対面の人でも、何年生だろうが気にせず積極的に話しかけた。

 

 

そこで笑いを取り、すぐに信頼関係を構築していった。

 

 

一瞬で馴染まったのだ。

 

 

逆にコミュ力が高すぎて、浮きかけていたほどだ。

 

 

春休み前の作戦が見事、成功したのだ。

 

 

 

 

その後、定期的にサークルに足を運んだ。

 

 

友達もでき、サークル内に居場所もできた。

 

 

大学の陽キャとも普通に渡り合うことができている。

 

 

ディスカッション系の授業も無双している。

 

 

ぼっち・ノンサー・陰キャ・コミュ障大学生だったワイが充実した大学生活を手にしたのだ。

 

 

 

 

 

これを可能にしたのは何か。

 

 

それは行動である。

 

 

コミュ力を上げるため挨拶から始め、道聞き、ナンパとコツコツ努力してきた。

 

 

たくさん失敗したり、辛い思いも経験した。

 

 

ただ、継続的に行動したことによって確かに成長したのだ。

 

 

そして、大学生活を逆転することに成功したのだ。

 

 

行動によっていくらでも人生を変えることができる。

 

 

こうして、ワイは人生を逆転し充実した大学生活を手にしたのでした。

 

 

めでたし、めでたし。

 

 

 

 

 

終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#7  ナンパで人生は変わる

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

道聞きに成功したワイはついにナンパに挑戦する。

 

 

大苦戦するも、合流によってなんとか人生で始めて声かけに成功する。

 

 

前の記事

 

 

yndy1412.hatenablog.com

 

 

 

初めての声かけ成功後も、連日ナンパしに街に出かけた。

 

 

最初は、声掛けに躊躇したり、声掛けても無視されることも多かった。

 

 

ただ、毎日ナンパしていると徐々にだが上達していくのがわかった。

 

 

声掛け数も最初は2,3回だったが、平均10回はいくようになった。

 

 

声掛けして、話をしたり、笑いを取れるようにもなった。

 

 

 

 

 

 

ただ、ナンパは上手い人でも失敗が9割と言われるので、失敗するのがほとんどである。

 

 

ワイも失敗続きで辞めたくなることもあった。

 

 

ただ、ワイは辞めようとはしなかった。

 

 

なぜなら、自分が成長している実感があったから。

 

 

ナンパを通して得られるものは大きく3つあると思う。

 

 

・圧倒的自信

 

 

・圧倒的コミュニケーション能力

 

 

・圧倒的度胸

 

 

 

この3つは人生を生きる上で最も重要なスキルである。

 

 

ワイは、ナンパを通してこの3つが向上しているのが実感できた。

 

 

 

・圧倒的自信

 

 

ナンパができる日本の男性は1%もいないと言われている。

 

 

つまり、ほとんどの人はできないのだ。

 

 

みんなはできないけど自分はできるという事実は自分に圧倒的な自信を与える。

 

 

自信は全ての行動の源なので、普通の生活にも半端ない影響を与える。

 

 

 

・圧倒的コミュニケーション能力

 

 

ナンパは初対面の人に話しかけ、瞬時に仲良くなるというコミュニケーションの究極的な形である。

 

 

これができれば、誰とでもすぐに打ち解けられるコミュニケーション能力を手にすることができる。

 

 

特に、初対面の人や対女性に対するコミュニケーション能力が爆上がりする。

 

 

 

・圧倒的度胸

 

 

再確認するが、ナンパは常識では考えられない行動なのだ。

 

 

なので、ナンパができるようになるとメンタルが異常に強くなる。

 

 

リスクのあることも挑戦し、周りの目なんて気にしなくなる。

 

 

そして、人生においてナンパよりもメンタルに負荷がかかることはほぼないので、「ナンパに比べれば簡単か」という思考から普段の生活が全て簡単に見える。

 

 

つまり、人生がイージー化するのだ。

 

 

 

 

 

 

ナンパは、この3つの能力が向上する。

 

 

もちろん、圧倒的なものになるまでには多くの失敗や時間が必要である。

 

 

ワイもまだまだ成長途中である。

 

 

ただ、地道に努力を続ければ絶対に成長できる。

 

 

 

ナンパは最大の自己啓発であり、ナンパで人生は変わる。

 

 

ナンパは、何十冊もの自己啓発本を読むより価値がある。

 

 

そして、ナンパを始めた人はみんな口を揃えて、ナンパで人生が変わったと言っている。

 

 

本当に劇的に変わる。

 

 

大改造!劇的ビフォーアフターくらいに変わる。

 

 

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そして、何よりナンパは楽しい。

 

 

女性と楽しく会話できたり、連絡先を交換できたり、お茶をできたり、エッチできることもある。

 

 

もちろん、無視されたり、失敗することも多いが。

 

 

ワイは始めて連絡先交換するまでに2週間くらいかかった。

 

 

その時の感動は今でも忘れられない。

 

 

ナンパは人生を豊かにする。

 

 

出会いがないと悩んでいる人は挑戦することをオススメする。

 

 

ただ、女性が嫌がっているのにも関わらず、しつこくやるナンパは迷惑になるので絶対に辞めましょう。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

#6 陰キャ大学生がナンパに挑戦!

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

普通に歩いている人への道聞きに挑戦するも大苦戦。

 

 

しかし、人生を変えたい一心でなんとか1週間かけて成功を果たす。

 

 

前回の記事

 

yndy1412.hatenablog.com

 

 

普通の人への道聞きの成功で大きな自信を得た。

 

 

なぜなら、多くの人はできないからだ。

 

 

その自信を胸についにワイはナンパに挑戦することにした。

 

 

ナンパ、いわゆるストリートナンパは、街歩く女性に声をかけ連絡先を聞いたり、デートに誘うことである。

 

 

はっきり言って非常にレベルが高い。

 

 

男なら一度はやってみたいと思ったことはあるだろうが、なかなかできない。

 

 

普通の人への道聞きがレベル7くらいならナンパは10くらいある。

 

 

よって、ワイも苦戦を強いられることになる。

 

 

 

 

 

 

ワイは、いつも通り池袋に降り立った。

 

 

道聞きできるようになったので、ついにナンパにシフトした。

 

 

少し自信はあったが、実際やろうとすると全然できない。

 

 

道聞きの場合、道がわからず困っているわけなので、勇気がいることだが声をかけるのは割と自然なことである。

 

 

それに対し、ナンパは自分の好みだったから声をかける。

 

 

全然自然なことではない。(日本では特に)

 

 

声を掛けられる側も道聞きの時は、多くの場合親切に教えてくれるだろう。

 

 

しかし、ナンパの場合は自然ではないので、声を掛けられた人は「こいつ何者?」と引かれるだろう。

 

 

なので、道聞きができるようになってもナンパはなかなかできない。

 

 

例のごとく、池袋を意味なくうろつく不審者となった。

 

 

これをまた5日間くらい繰り返した。

 

 

全くできないのだ。

 

 

「ナンパなんてやっている人見たことないわ!」

 

 

「周りからナンパしてるの見られたら恥ずかしいわ!」

 

 

「絶対声かけたら引かれるやろ」

 

 

「とか、ワイみたいな男に声掛けられたくないやろ」

 

 

そして一番大きい問題が声を描けるイメージが湧かないことだった。

 

 

それは、当然でワイはやったことがないし、他の人がやっているのもみたことがなかったからだ。

 

 

人は、イメージが浮かばないものは行動しない生き物である。

 

 

そういう点でナンパは本当に難易度が高すぎるのだ。

 

 

そこで、ネットでナンパに関する情報を調べることにした。

 

 

すると、誰かと合流するとナンパしやすくなるという情報を得た。

 

 

少し不安もあったが、人生変えるためならと思いtwitterで同じく合流を希望している人と繋がり、一緒にナンパすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

合流当日、どういう人が来るのかビクビクしていたが、実際にはジーパンにシャツを来た20代くらいの優しそうな男性が来た。

 

 

その人はワイよりも少し早くナンパを始めていて、色々と教えてもらった。

 

 

そして、その人が実際に声かけしているところをみた。

 

 

本当にナンパしている人がいるのだと非常に感銘を受けた。

 

 

始めてナンパのイメージが自分に浮かんだ。

 

 

そして、今度は自分の番になり、その人に声をかける人を指名してもらった。

 

 

ワイと同じくらいの可愛い感じの女の人である。

 

 

声かけのイメージができていたこと、合流による一人ではない安心感、その人に負けたくないという思いからついに声かけに成功した。

 

 

ワイ「すいません」

 

 

女性「…」

 

 

いわゆるガンシカ、無視された。

 

 

無視されたが、素直に声をかけれたことが嬉しかった。

 

 

隠キャで人見知りだったワイがナンパできるようになったのだ。

 

 

そして、この小さな成功体験を胸に、連日街にナンパに出かけるようになるのであった。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#5  見ず知らずの人に道聞き

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

コミュ障、人見知りの改善のために挨拶の次に道聞きに挑戦した。

 

 

1時間以上駅構内をうろついた末、なんとか道聞きに成功する。

 

 

少しずつではあるが、成長しているのを実感できていた。

 

 

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yndy1412.hatenablog.com

 

 

 

そして、次に挑戦したのは普通に歩いている人に道聞きをすることである。

 

 

このタイプの道聞きは、前回よりも断然難しいのだ。

 

 

難易度的には10段階で、挨拶が1、案内窓口での道聞きが2だとすると、普通の人への道聞きは7くらいある。

 

 

普通のコミュ力を持つ人でも結構難しいものだと思う。

 

 

前回も道聞きをしたが、何が大きく違うかというと

 

 

見ず知らずの一般の人に話しかけるということ

 

 

これは、人見知り出身のワイにはとてつもなく大きな壁である。

 

 

なので、今回は今まで以上に苦戦を強いられることになる。

 

 

 

 

 

 

めちゃくちゃ長い大学の春休みに入ったワイは、毎日のように池袋駅に通っていた。

 

 

案内窓口で毎日いけふくろうの場所を聞いていた。

 

 

幸いにも、窓口の人が毎日変わっていたのでやばい人には思われなかっただろう。

 

 

ただ客観的に見れば、変質者である。

 

 

毎日案内で道聞きをしていくと段々とスムーズに聞けるようになってきた。

 

 

努力は裏切らないとはこのことである。

 

 

ただ、それと並行して一般の人にもいけふくろうの場所を聞こうとするが、全然できない。

 

 

本当にできない。

 

 

マジでできる気がしない。

 

 

「普通に道歩く人に声をかけるとか無理に決まっとるやん!」

 

 

「人に道聞いてるやつとか見たことないわ!恥ずかしいわ!」

 

 

「道わかんなかったら、google先生に聞くわ!」

 

 

「とか、いけふくろうの場所知っとるわ!」

 

 

挨拶、案内での道聞きはある程度できるようになったが、これはまるでレベルが違った。

 

 

レベル3のビッパチャンピオンロードに挑むようなもの。

 

 

本当にレベルが違うのだ。

 

 

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毎日池袋構内を足が痛くなるまで歩いた。

 

 

全然できない。

 

 

1週間続けた。

 

 

全然できない。

 

 

1週間も経つと、自分は何をやっているのだろうかと思った。

 

 

一日中駅構内を歩き続けるだけ。

 

 

なんて意味のない日々を過ごしているのか。

 

 

バイトをしていた方がよっぽど有意義である。

 

 

自分にはできないのではと思った。

 

 

諦めようとも思った。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、諦められない理由があった。

 

 

それは、何としても大学生活・人生を逆転させたかったから。

 

 

コミュ障・インキャの自分を変えたかったから。

 

 

そして、このままずっと変わらずコミュ障のままだったら。

 

 

大学も4年間ぼっち生活。

 

 

就活の時も面接で落ちまくる。

 

 

仕事でも上手くいかず、凡人以下で終わる。

 

 

結婚できず、一生独身。

 

 

結婚できたとしても、子供からバカにされる。

 

 

人間関係で常に苦労し、人見知りし、チャンスを逃し続け、人生終了。

 

 

こんな人生絶対嫌だった。

 

 

今変わらなければ一生変わらない、そう思った。

 

 

 

 

 

 

そして8日目にして、ついに声掛けに成功した。

 

 

改札前で一人の女性が誰かを待って立っていた。

 

 

優しそうな人だった。

 

 

あの人に声をかけよう。

 

 

恐怖の気持ちもあったが、1週間も経っているのでそろそろやらきゃという思いが強かった。

 

 

そして何より、今変わらなければ一生つまんない人生になるという危機感がワイを動かした。

 

 

ワイ「すいません、いけふくろうの場所わかりますか?」

 

 

女性「この道まっすぐ行って左に行くと、確かありますよ」

 

 

ワイ「あ、ありがとうございます」

 

 

やっと聞けた。

 

 

本当に泣きそうになった。

 

 

達成感がエグい。

 

 

そして、いけふくろうにたどり着くと、いけふくろうはワイにこう言った。

 

 

「お前はよくやった」

 

 

 

 

 

 

今回の一般の人への道聞きの成功は、今までと大きく違う。

 

 

挨拶や案内窓口での道聞きができるのは、ある意味普通のことである。

 

 

しかし、一般の人への道聞きは多くの人はできない。

 

 

この事実が自分に与える自信はとてつもなく大きい。

 

 

なぜ、多くの人ができない道聞きを人見知りだったワイができるようになったのだろうか。

 

 

それは、諦めず毎日努力したから。

 

 

では、なぜ諦めなかったか。

 

 

それは人生を変えたいという思いがあったから

 

 

この気持ちはとても辛い1年を過ごしたからこそ芽生えた。

 

 

 

 

長い人生失敗することや上手くいかないこともある。

 

 

ただ、その時の悔しい気持ちをバネに人は大きく飛躍できるのかもしれない。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#4 案内窓口で道聞き

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

コミュ障改善、人見知りを直すためナンパに挑戦することを決意。

 

 

いきなりはできないので、まずはコミュニケーションの基礎である挨拶からスタート。

 

 

苦戦を強いられたが、なんとか挨拶できるようになり、小さな一歩を進める。

 

 

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マンション内での挨拶に成功した私は、小さな自信を得た。

 

 

そして、次のステップに進む。(挨拶も並行しながら)

 

 

次のステップは何かというと、道聞きである。

 

 

ただ、いきなり普通に歩いている人に道を聞くことは、まだ私にはできなかった。

 

 

なので、初めは道案内の窓口に道を聞くことにした。

 

 

普通の人は 『そんなんできて当たり前やろ!』と

 

 

憤り、当たり前体操を踊ってしまうかもしれない。

 

 

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しかし、私は人に聞くくらいならグーグルで死に物狂いで調べるタイプなのだ。

 

 

温かく見守っていただきたい。

 

 

 

 

具体的な作戦は以下である。

 

 

池袋駅の案内窓口で『いけふくろうはどこですか?』と聞く。

 

 

これだけだ。

 

 

いけふくろうとは、池袋でよく待ち合わせに使われる銅像である。

 

 

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寒さも増した1月初旬、私は池袋駅に降り立った。

 

 

少し自信はあった。

 

 

なぜなら私は挨拶ができるから!

 

 

そして、案内の方へ歩みを進める。

 

 

案内が見えてきた。

 

 

女性が二人いるのが確認できた。

 

 

『よっしゃ、やるぞ!』

 

 

そう思ったが、足が思うように案内の所まで行ってくれない。

 

 

近づいては、通過、近ずいては、通過の繰り返し。

 

 

 

 

 

なぜ聞けないのか、もちろん話すことが怖いというのもあるが一番は

 

 

私はいけふくろうの場所を知っているからである。

 

 

つまり、聞く必要性がないのだ。

 

 

これは意外と強力で、人間は無駄なことはしない生き物である。

 

 

強制力がないと動かない、だって人間だもの。

 

 

 

 

私は苦戦を強いられ、1時間以上も池袋駅をさまよっていた。

 

 

完全に不審者である。

 

 

さすがに、1時間も駅構内をさまよっていると

 

 

『ぼちぼち行かないと笑』

 

 

そして、ついに私は1時間以上かけた末聞くことができた。

 

 

ワイ 『すみません、いけふくろはどこですか?』

 

 

お姉さん 『そこの道をまっすぐ行って左です』

 

 

ワイ 『あ、ありがとうございます(知ってます)』

 

 

『やっと言えたあああああああああああああ』

 

 

半端ない達成感だった。

 

 

そして、お姉さんから聞いた通りに、一応いけふくろうに行ってみた。

 

 

そして私は思った。

 

 

いけふくろう、俺はやったぞ』と。

 

 

 

 

 

今回の道聞きの難しさは、必要性がないということが大きい。

 

 

最初から道を知っていたからだ。

 

 

ただ、この必要性がないコミュニケーションは意外と大事なスキルである。

 

 

なぜなら、ナンパも必要性がかなり低いからだ。

 

 

可愛い子に話しかけなくても、死なないし問題は起こらない。

 

 

そういった点で、今回の道聞きは大きな進歩である。

 

 

全て無駄なく面倒なことをしない人生は、楽かもしれないが無味乾燥なものになる。

 

 

一見無駄なことや面倒なことに人生を面白くするものが詰まっているのかもしれない。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#3 挨拶はコミュニケーションの基礎

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

健康を取り戻した私は、サークルに入ろうと決意。

 

 

ただ、コミュ障が途中から入サーするというのは非常に困難なこと。

 

 

来年の新歓期までにコミュ力を爆上げさせる必要がある。

 

 

コミュ力向上、特に人見知りの克服のため、何を血迷ったのか私はナンパに挑戦するのであった。

 

 

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ナンパに挑戦することを決意したのだったが、人見知りの私がいきなり知らない人に声をかけるのは当然不可能であった。

 

 

ナンパなんて日本人なら一般の人でも難しい。

 

 

人見知りなら尚更である。

 

 

そこで、私は段階を追って簡単なことから挑戦しようと決めた。

 

 

何から始めたかというと、コミュニケーションの基本「挨拶」である。

 

 

コミュニケーションの基本だが、話しかけるのが苦手な自分には欠けてているスキルであった。

 

 

ただ、残念ながら私には学校内に挨拶する友達はいない。

 

 

 

 

そこで、マンション内で人とすれ違う時に挨拶しようと決めた。

 

 

小さい頃から親からマンション内ですれ違った人には挨拶するように教えられていた。

 

 

小さい頃は真面目に挨拶していた。

 

 

ただ、「なんで知らない人に挨拶する必要があるんや、面倒くさいわ!」

 

 

中学生くらいから、徐々に挨拶するのを辞め、挨拶されても会釈だけに。

 

 

挨拶を避けるために、わざわざ遠まりした。

 

 

エレベーターも誰か人がいると、わざわざ階段で上がった。

 

 

このようにして、どんどん挨拶のハードルが上がっていった。

 

 

 

 

正直挨拶なんて面倒くさいと思った。

 

 

知らない人に挨拶してなんの意味があるのか。

 

 

そう思ったが、隣人に挨拶すらできない奴がナンパなんてできるのだろうか。

 

 

ナンパができるようになるには、基礎的なことから始めなければならない。

 

 

基礎ができて初めて応用的なことに挑戦できる。

 

 

これは、勉強やスポーツなど全てのことに言える。

 

 

例えば、四則演算もできない人が、いきなり難しい方程式など解けるわけがない。

 

 

基礎的なことを積み重ねることが上達への近道なのである。

 

 

なので、人見知りを直したい人はまず挨拶を練習すべきなのだ。

 

 

なぜなら、

 

 

挨拶はコミュニケーションの基礎だから。

 

 

 

 

私は、こうして挨拶の練習を始めた。

 

 

最初は、すごく小さい声になってしまったり、相手からの挨拶を待ってしまったりした。

 

 

しかし、徐々に自分からはっきり挨拶することができるようになった。

 

 

エレベーターが一緒になることにも抵抗はなくなった。

 

 

私はなんと挨拶ができるようになったのである!

 

 

 

 

これは小さな一歩に過ぎないが、私に大きな自信を与えたのだ。

 

 

こうしてコミュニケーションの基礎を身につけた私は、次のステップに進むのであった。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#2 コミュ障脱却への道 

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〜前回までのあらすじ〜

 

 

大学生活を逆転を志した私だったが、最初にして最大の敵、病魔が立ちはだかる。

 

 

あらゆる方法を試すが全て無効化されてしまう。

 

 

ついに私は、病気と「共に生きる」ことを決意する。

 

 

すると、この意識改革によりなんと病状が少しずつ回復し、病気と上手く付き合い、克服していったのであった。

 

 

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今回の第2章では、大学生活を逆転させるため私は大きな一歩を踏み出す。

 

 

 

病気の症状が改善し始めたのは、大学1年生の1月のことであった。

 

 

「元気になったことだし、サークルにでも入ろう」

 

 

「そうすれば、友達もできて大学生活も充実するだろうな」

 

 

なんて素晴らしいことなのだろうか。

 

 

しかし、現実は甘くはない。なぜなら、

 

 

友達ゼロのコミュ障が途中からサークルに入るということは困難極まりないのだ。

 

 

途中からサークルに入ることは、一般的な人でも難易度は高いはず。

 

 

ましてサークル内に誰一人知り合いもいない、コミュ障男が一人で乗り込むということ。

 

 

これは、海賊王になるより難しい。

 

 

普通の人ならここで諦めるかもしれない。

 

 

ただ、私は諦めなかった。

 

 

なぜなら俺は三井、諦めの悪い男。

 

 

 

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俺は、作戦を立てた。名付けて、

 

 

 

春休み中にコミュ力を爆上げし、新歓期に1年生と一緒にどさくさに紛れて、入っちゃおう大作戦

 

 

 

新歓期は誰でも歓迎ムードなので、2年生の私でも馴染みやすいだろうという、せこい発想である。

 

 

 

 

ただ、どうやってコミュ力を爆上げすれば良いのだろうか。

 

 

ここで言う、コミュ力とは新歓期に重要とされる

 

 

初対面の人でも盛り上がり、打ち解けられる能力。

 

 

私は、日本でも随一の人見知りであった。

 

 

学生時代は隣の子と一言も話せなかった。

 

 

友達の友達はもはや他人。

 

 

仲良くなるには相当な時間がかかるタイプだった。

 

 

この人見知りを直すにはどうすれば良いのだろうか。

 

 

ネットで検索してみたが、どれもしっくりこなかった。

 

 

そこで、私が思いついたのがナンパだった。

 

 

今こいつは頭がおかしいのではと思った方もいるだろう。

 

 

そう、この時の俺はいかれていたのだ。

 

 

道を歩いている女性に声を掛け、仲良くなれるようになれば、初対面の人も余裕になるだろうという考えだった。

 

 

他にも彼女が欲しいとか、暇な時間を何かに打ち込みたいという気持ちがあった。

 

 

ただ、コミュ障インキャがナンパなんて無理な話だと思うかもしれない。

 

 

大学に友達すらいない男である。

 

 

そして、イケメンでもないしモテたこともない。

 

 

しかし、実際に私はナンパに挑戦し、人生を大きく変えたのだ。

 

 

そして、今では人見知りを完全に克服したと胸を張って言える。

 

 

次回は、この男が実際に行動を始める。

 

 

 

つづく