#1 病気の克服 〜共に生きる、そしてその先へ〜
〜前回までのあらすじ〜
病気、ぼっち、コミュ障、陰キャの私は全然大学生活を楽しめないでいた。
しかし、安西先生の言葉で『絶対大学生活を逆転させよう』と決意し、立ち上がったのであった。
前回の記事↓
今回の第1章は、読者に馴染みの薄い内容かもしれないが、お付き合いいただけたら幸いである。
奮起した私が最初に直面した課題、それは病気である。
私が悩んでいた病気は『機能性ディスペプシア』というものである。
この病気の詳しいことは以下の記事にあるので、興味のある方は読んでみて欲しい。
個人差もあるのだが、胃もたれや胃の不快感をおこすような慢性的な病気である。
原因はストレスだと言われ、私は受験のストレスによって発症した。
実はこの病気、めちゃくちゃ辛い。(割とガチで)
どれくらい辛いのかと言うと、常に誰かに軽くお腹を殴られている感じなのだ。
そして、ダイエット中のOLの食べる量ほどしか食べられなくなる。
ゆえに、ガリガリ君となる。私は10kgも痩せた。
私はこの病気を治すため、過去に色々な方法を試してきた。
薬・漢方・運動・食事の改善・青汁・唐辛子・ヨガ・ラジオ体操・瞑想
ただ、残念ながら全部上手くいかなかった。
涙を流す日も少なくなかった。
ただ、大学生活を逆転させるには、病気の克服が必須である。
そして約1年、病気を治すため奮闘してきた私はふと思ったのだ。
『まぁ無理に治さなくてもいいか』
治ると期待するから、治らないという現実に絶望する。
それなら、最初から治ると期待しなかったら良いではないか。
これからは、病気と上手く付き合っていこうと決意した。
結果的に、「共に生きる」という意識改革によって私は大きく前進した。
意識改革によって、治らないという現実に落ち込むことが減った。
そして、以前は病気のことを一日中考えていたが、意識改革後は他の楽しいことや趣味などに時間をかけれるようになった。
すると、徐々に病気の症状も改善していったのだ。
多分、ストレスが減ったのが良かったのだろう。
私は、「共に生きる」という意識改革でこの病気を克服したのだ。
もちろん、完治したわけではなく症状が出ることもあるが、そこは上手く付き合っている。
この「共に生きる」という意識改革は実は科学的にも認められていて、ガッテンでも紹介されていた。
慢性的な病気で悩んでいる方は、一度試してみると良いかもしれない。
また、病気だけでなく何かコンプレックスに悩んでいる方にも有効であると思う。
努力して改善しようとすることもできるが、できない場合も多い。
私は、痩せていることに対して昔からコンプレックスがあった。
太ろうと努力してきたが、この病気もあり、太ることは難しい。
しかし、痩せている自分と「共に生きる」と考えることでとても楽になった。
「共に生きる」という意識によって前に進むことができるのだ。
このようにして、私は病気を克服し大きな一歩を踏み出すことができた。
ただ、未だぼっち、コミュ障、陰キャであることに変わりはない。
私は大学生活を逆転させるために、更なる挑戦をするのであった。
つづく